読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

透明標本: 科学か芸術か、科学系写真集

透明標本というのをご存知でしょうか?下の写真のように、筋肉を透明に、硬骨を赤く、軟骨を青く染色した動物標本です。
 
正式には透明骨格標本と言い、解剖時に形の崩れやすい軟骨や、折れやすい小さな骨等を観察するための技法として発展したようです。こんな透明標本の写真がたくさん載っているのが「[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~」という本。

こちらの本は図鑑ではなく、こういった透明標本の「写真集」です。対象を綺麗に見せるために、被写界深度を浅くしてあえてぼかしている部分があったりするので、隅から隅まで標本をきっちり観察したいという用途には向きません。しかし、透明標本は生物の骨格そのものの繊細さとこの技法ならではの染色の効果で被写体として美しく写っています。甲殻類と軟体動物などを比べると写り方の違いがはっきりわかるでしょうか。


こんな変わった写真集ですが、生物が苦手という方でなければ写真の質も高くて良いと思います。定価は税込1,575円ですが、記事を書いている3/5現在amazonでは品切れでマーケットプレイスの業者が2,000円以上で売っています。楽天には在庫があるようですし、他のオンライン書店にも在庫があるのを確認しているので良く探して定価で買われることをお勧めします。

[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~

[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~



科学系の変り種写真集というジャンルでは、もう一冊、こんな本も持っています。プリント回路や基板などの写真集で、こちらもなかなか綺麗で面白いですよ。


INFORMATION ART―写真集「集積回路の芸術」

INFORMATION ART―写真集「集積回路の芸術」